概 要

ドラマ『サンドゥ、学校へ行こう!』『フルハウス』で、役者チョン・ジフンとしての実力を磨いてきたスター、Rain(ピ)が、新たなキャラクターに挑んだ意欲作が、本作『このろくでなしの愛』だ。親の愛を知らず、ただ一人、心の支えにしてきた兄との縁も切れ、孤独な人生を歩んできた青年カン・ボック。10年ぶりに兄ミング(キム・ヨンジェ)と再会を果たしたのもつかの間、その兄は、かつての恋人であり人気女優のウンソク(シン・ミナ)の婚約のニュースを知り、自殺を図る。ボックは植物状態となったミングの復讐として、ウンソクを破滅に追いやるため、ボディガードとして彼女に接近。純粋なウンソクはボックの企みを知らず、ボックを愛するようになる。そしてまたボックも、美しく無邪気なウンソクに心を奪われてしまう。愛か復讐か…心の奥底で葛藤し、ウンソクへの愛に自らも傷ついていくボック。しかしその愛は、最愛の兄ミングへの裏切りとなる許されない愛でもあった…。
これまでドラマではコミカルな姿を見せることの多かったRainが、本作では愛に苦しむ男ボックを熱演。復讐に燃える眼差しや、せつない愛の表情を見事に表現し、ファンを熱狂させた。また、格闘技選手であるボックの役作りのために厳しいトレーニングを積み、様々な格闘シーンに体当たりで挑戦している。ヒロイン、ウンソクを演じるシン・ミナも、無邪気で溌剌とした姿から、ボックに裏切られ苦しむ姿までを演じ切り、その演技力が高く評価された。二人のキスシーンの回は、韓国でも評判になり高視聴率を獲得している。
映画『サイボーグでも大丈夫』や、ハリウッド進出第1作『スピードレーサー』に出演し、歌手としてだけでなく、役者チョン・ジフンとしても世界的な注目を集めているRain。その彼の、演技への情熱と才能が本作から感じ取れることだろう。
見どころ
Rain(ピ)のカリスマ的な魅力が爆発!

異種格闘技の選手であるカン・ボック役のために徹底的なトレーニングを行ったRain。1日に縄跳び2000回、アクションスクールで5〜6時間のトレーニングを積み、体重も7kg減量。厳しい練習で無駄肉のない美しい体を作り上げた。そのかいあって、異種格闘技シーンやヤクザとの乱闘、ボディガードとしてウンソクを守るシーン等、様々なアクションシーンで素晴らしい動きを見せている。また、横柄な乱暴者でありながら、不器用に女性への愛を表現するボックの優しさが「たまらなくカッコイイ!」と、ファンに大評判。カリスマ的な魅力で多くの女性ファンを虜にしてしまった。
むくわれない愛の行方、ダジョンとジュンソン
昔、火事からボックを救い、大きな火傷を負ってしまったダジョン(キム・サラン)。彼女は、ボックが自分へ向ける愛は“すまなさのため”と知っているが、それでもボックの愛を信じて、彼のために献身的につくす。その愛が泣かせる。一方、スキャンダルを避けるため計算づくでウンソクと婚約した韓国グループの御曹司ジュンソン(イ・ギウ)も、しだいに真実の愛に目覚めていく。この二人のむくわれない想いが物語にどう変化を与えていくのかに注目してほしい。
イ・ギョンヒの描く愛の世界に注目

イ・ギョンヒはこれまで『サンドゥ、学校へ行こう!』『ごめん、愛してる』『ありがとうございます』等を手がけ、熱狂的なドラマファンを獲得している脚本家。深い洞察力から生み出されるストーリーは、ただのお涙頂戴的なドラマとは一線を画し、独特の世界観を持っている。本作では、ボックとウンソクの愛だけでなく、兄ミングとの兄弟愛、ダジョンへの義理の愛など、様々な形の愛が描かれている。『サンドゥ、学校へ行こう!』で役者としても人気を得たRain(ピ)から、高い信頼を得ている脚本家だ。
物語を彩る挿入歌をバラードの皇帝、シン・スンフンが歌う
物語の随所に印象的に流れるのが、“バラードの皇帝”として日本でも人気の高いシン・スンフンが歌う「それでも…愛です」。映画『猟奇的な彼女』のテーマ曲が有名なシン・スンフンだが、彼の美しく甘い歌声は情景に深みを与えている。また、韓国で多大な人気を誇る“バラードの女王”イ・スヨンが歌う「このろくでなしの愛」も印象的。ボックとウンソクのせつない愛の場面や、ひと時の幸福に酔う二人のシーンなどで流され、物語の雰囲気をぐっと高めている。
ミュージックビデオのような映像美
演出を手がけているのは、ドラマシティ『済州島の青い夜』で注目された新鋭のキム・ギュテ。オープニングの、草原に寝転ぶボックと、海岸に横たわるウンソクの映像がクロスオーバーしたり、銀杏並木で寝転び腕枕をする場面が絵葉書のような美しさだったりと、随所に詩的な映像が映し出され、視聴者からも「ミュージックビデオのような美しさ」と好評を得た。また、次回の冒頭で、前回のラストシーンの主人公の心情が明かされるなど、意欲的な演出にも注目したい。
